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 マインド(TA)研修のすすめ
◇ はじめに
かつてのような右肩上がりの成長がそれほど期待できなくなってから久しく「社内の活性化を」ということが再び語られ始めています。
年俸制や成果主義等、人事制度の改革や組織替えなどハード面での改革は行なわれてきたようですが、果たしてそれだけで十分でしょうか。
かって、人類の歴史の中には多くの恐ろしい病気がありました。
医学の歴史は病気との闘いの歴史とも言い換えることができるでしょう。
その戦いに際して、ハード面だけでの対応で病気を克服することは本当の解決につながったでしょうか。
具体的に考えて見ましょう。
たとえば、「手を洗わない」ことから何らかの病気が発生しているとします。
そのときに「井戸を掘る」とか「水道設備を整備する」といったハード面やシステムだけでは、決して根本的な解決には結びつきません。
また、「こうやって手を洗うんですよ」という洗い方を教えるだけでも不十分です。
彼らに「手を洗う」ことの重要性を気づかせ、人に言われなくても「自ら手を洗う」という行動を取るようにすることこそが望まれる本当の解決への道でしょう。

企業についても同じことが言えるのではないでしょうか。
社風や社員意識の変容、仕事への取り組み方の変革、上司と部下との関係の変革も、そのシステムやハード面だけでの取り組みでは、抜本的な改革には結びつきません。
そこで働く社員が、自ら気づき、自ら考え、自ら行動を変えていくこと こそが社内の活性化・社員意識の変革への第一歩であり、改善の源泉となっていくのです。

マインド(TA)研修は、個々人の能力・適性・年齢・職業観から人生観にいたる価値観の差や多様性を認め、活かすことを目的としています。
主に、非日常的なエクササイズを中心に、「気づき」を得ることを第一の目的とし、以下の能力アップを目指します。

  1. 自己活性化能力
    人やシステム、その他の事柄について、自分の感じ方のくせ(心のくせ)を知り、その結果生じている自己の思考・態度・行動パターンの偏りに気づくことにより、個々人の質のより一層の向上を図ります。
  2. 異質情報分析能力
    自分や自分が属している集団の価値観とは異なっている情報を収集し、分析することにより過去の価値観にとらわれない情報分析能力の啓発を即します。
  3. 情報収集のバランス能力
    自分が「関心」を持っていない情報は、無意識のうちに捨ててしまっていることに気づき、関心の重要性に気づくと共に、自分が持つべき関心の広がりを目指します。
◇ 研修会の進め方
  1. マインド(TA)研修は、個々人の気づきにポイントを置いていますので、一方的に「講義」するという方法は極力排除します。
  2. 参加メンバーは20人以内で1グループ編成とします。
  3. 研修会の会場はできればゆったりとして緑の多い会場が望まれます。
  4. エクササイズ(ゲーム)そのものより、振り返りにポイントを置き、1つ1つのエクササイズで自分が何を気づいたかを認識することにより、日常の行動変容へのきっかけとなるような方向付けを行います。
◇ 期待される効果
研修の多くが、「教える−教わる」という関係の中での一方的な講義形式、あるいは1分単位で決められたロールプレイングの実施等で、その成果がその場限りに終わったり、日がたつにつれて薄まるものであったのに対し、マインド(TA)研修は、
  1. 各個人の意識・価値観は尊重しつつ
  2. 自分が無意識に行なっている言動が、組織活性化をすすめる上での阻害要因となっている場合もある事実に自ら気づかせ
  3. 自分のできる範囲から、阻害要因となっている言動を除き
  4. 人間的で融通を持った、いわゆるフレキシビリティに富んだ思考と判断をすることにより、最適で的確な方法を選択できる手段を身につける

ことが期待できます。

自ら気づくことにより、自分から行動を変革することが可能となりますから、研修効果の持続性はかなりのものが望めます。

◇ エクササイズ(ゲーム)の概要と気づきのポイント(例)

関心の重要性

  • My Favourite
    自分のお気に入りの店を分析し、CSの原点、人間関係の原点ともいうべき関心の重要性に気づく。また、プラスのストローク(心の栄養剤)についても学ぶ
  • Discount ゲーム
    お互いに「無視」しあうというゲームを通じて、無視されることの痛み、無関心の怖さに気づく
  • コミュニケーションゲーム(無言編)
    無言でグループ作業を行なうことにより、言葉の重要性、周りのことに関心を持つ重要性に気づく
  • コミュニケーションゲーム
    言葉を交わしながらグループ作業を行なうが、思い込みがコミュニケーションを阻害することに気づく
  • 自分の心のクセを知る
    エゴグラムテストを通じて、自分の心のクセに気づく。また「ジョハリの窓」についても触れる。
  • 的あてゲーム
    情報収集の仕方と情報分析の仕方を知る。またコーチングなどを行なう際の事前に思い込みをもつことの危険性にも気づく
信頼の重要性
  • 信頼ゲーム
    身体を使うゲームであるが、簡単に口にする「信頼する」という言葉の重要性とその深さに気づく
  • ブラインドガイドゲーム
    身体を使うゲームである。「信頼される」ことの大切さとその意味の深さ、責任の重さを認識する。
  • マッチ棒ゲーム
    自分の行動のクセがもっともでやすいゲームである。その行動の仕方を通じて、「信頼する」ことの本質に気づく。またこのゲームは傾聴の姿勢にも気づきがある
傾聴の重要性
  • 営業車は誰に
    新しく購入する1台の営業車をめぐって5人で話し合うゲームである。話し合い、結論を出していく中で、お互いに聴き合うことの大切さに気づく。また納得と妥協の違いについても認識する
  • 予算会議
    各事業部が「予算カット」という指示を受け、お互いに話し合い、コンセンサスを得ていくゲームである。集団による意思決定のあり方を学ぶと共に、主張しあい、傾聴しあう大切さに気づく
  • 船長の決断
    緊急事態発生という状況の下、自分はどのように判断するかをまず見る。その後、自分1人での判断とグループで話し合った結果出てきた判断との正解度の差を見ることにより、話し合うことで正解の精度を高めるプロセスに気づく
  • 殺人事件解決に向けて
    殺人事件の現場の状況から、自ら情報を集め、仮説を立て、検証していくプロセスを学ぶ

   等々

絵本・書籍
  • アンジェリク
  • ふわふわさんとチクチクサン

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